バハマナビ|Bahama navi writer 水中写真家「越智隆治」。地球離れしたバハマのイルカ・サメクルーズ クルーズ|BAHAMA NAVI

クルーズ

2022/01/22

水中写真家「越智隆治」。地球離れしたバハマのイルカ・サメクルーズ

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「バハマは地球離れした特別な場所。一生に一度は訪れてほしい」

そう話すのは、バハマ・ビミ二島近海でのドルフィンクルーズとグランドバハマ島北部海域でのタイガーシャークのチャータークルーズ「In to the Blue」を手がける水中写真家の越智隆治さん。
新聞社の写真報道局を経てフリーフォトグラファー&ライターとなり、1998年からバハマ諸島でのクルーズチャーターを開始。企業用カレンダーの撮影や写真集出版、日本テレビ「イッテQ」への出演など、多くの実績をお持ちです。
今回の記事では、バハマを熟知した越智さんが提供するディープなツアーや、海に魅了されるきっかけになったというバハマのイルカたちとの出会いについてインタビューしました。
(越智さん提供写真)


越智さんのドルフィンクルーズは毎年6~7月、アメリカ・フロリダ州のウェスタンビーチから「ドルフィン・ドリーム号」に乗船して始まります(2022年は新型コロナウイルスの状況を見ながら実施予定)。【越智さんのバハマドルフィンクルーズ】
浅い白砂の海底がある海域まで行き、ダイビングクルーズ船で船上生活しながらイルカたちを探します。遭遇すると海にエントリーし、そこからはひたすらイルカたちと泳ぐ生活。朝から晩まで、多い時でなんと8時間、世界一フレンドリーと言われるバハマのイルカたちとの夢の時間です。
(同)

(ドルフィンクルーズの様子)

ツアーは出港するフロリダでの現地集合・解散になりますが、希望があれば航空券等の手配も可能とのこと。
ビミニ島でのドルフィンスイムをきっかけにイルカたちの虜になる日本人は多く、ツアー参加者のほとんどが「一生に一度の思い出に!」と参加しながらリピーターになってしまうのだとか。昨今では、越智さんが投稿する写真を見てインスタグラムから予約する若者も増えているそうです。
【越智さんのインスタグラムアカウント】


越智さんが初めてバハマのイルカたちと出会ったのは今から26年前。

「世界各地で潜ってきたが、バハマのイルカは特別。透明な海から嬉しそうにキュルキュルと鳴きながらこちらにやってくる姿は、男性の僕でも、言葉にできないほどの感動がある」と振り返ります。
バハマ諸島に住むイルカは「タイセイヨウマダライルカ」という種類。日本の小笠原諸島や御蔵島で見られる「ミナミハンドウイルカ」よりも体が小さく、人懐っこい性格が特徴です。
(同)

2013年ごろまではグランドバハマ島の北に生息していましたが、同年以降はイルカたちがビミニ島周辺に移動して定住。原因は定かではありませんが、自然現象の影響を受けた可能性があると言われています。ツアーでのイルカとの遭遇率は高く、5日間のうち、時々1日か2日会えないクルーズもありますが、ほとんど毎日イルカたちに会えます。かなり多くのイルカたちが生息しているようです。

ビミニ島はフロリダ沖に位置する小さな離島。今ではカジノなどの商業施設が建っていますが、昔は人々がヒーリングを求めて訪れるのんびりとした場所でした。ビミニロードと呼ばれる海中遺跡と呼ばれているものや、若返りの泉、猫の模様があるマングローブなど不思議なスポットが多く、スピリチュアルな島としても知られています。

(古代アトランティスの遺跡と言われるビミニ・ロード、越智さん提供写真)

「一時は日本人によるツアーも多かったが、今ではビミニでドルフィンクルーズを提供しているのは私たちくらいです。今年はコロナの状況を見ながら、7月に次のツアーが開催できたらいいですね」(越智さん)。


越智さんのバハマドルフィンクルーズの内容は下記の通り。旅行代金:315,000円〜

■ツアーに含まれるもの
・クルーズ乗船代・乗船中の飲食代(一部アルコール含む)・クルーズ前後のホテル代(2名1室)・ホテル〜マリーナまでの往復送迎代

■含まれないもの
・航空券代・アメリカ空港税・燃油サーチャージ・空港からホテル間の送迎代

■その他現地で必要となる費用
・ウエストパームビーチまでの交通費・空港〜ホテルまでの送迎・クルーへのチップ(1クルーズにつき1人約250ドル)・バハマでのボートフィー(一人65ドル)
・モールへ買い物に行く時のタクシー代(乗った人で割り勘)・ホテル滞在時の食費・お土産代

【詳細はこちらから→
https://takaji-ochi.com/specialtrip/trip01


日本人に人気だというドルフィンクルーズですが、イルカたちと一緒に泳いで過ごすのでかなり体力が必要です。ダイビングのライセンスを持っている人なら、着底のみで比較的簡単な越智さんの「タイガーシャーククルーズ」もおすすめです。【越智さんのバハマシャークダイブチャータークルーズ】
(越智さん提供写真)

サメツアーの場合は乗船・下船を合わせると計9日間となり、冬場なのでイルカツアーと比べて水温が低くなります。しかしイルカたちのように泳ぎ回ることがないので、海外で初めて潜るという方にはこちらの方が楽かもしれません。もちろん「サメが好き!」という方限定なくらい、サメばっかりのダイビングだそうですよ。

バハマ諸島周辺の海域は大西洋からの潮流とメキシコ湾の温かい潮流が混ざり合うため、サメの餌となる魚が豊富。そのため、タイガーシャーク(イタチザメ)、グレイリーフシャーク、レモンシャーク、ブルシャーク、ナースシャーク、そして最大6mにも達することがあるグレートハンマーヘッドシャーク(ヒラシュモクザメ)など、たくさんのサメたちと遭遇できることで有名です。
(同)

イルカと同じくフロリダから「ドルフィン・ドリーム号」で出港するツアー。スポットとなるのは、「タイガービーチ」という、世界中からサメ好きダイバーが集う有名なスポット。普通ではありえない距離感でサメを見ることができます。

(バハマのサメクルーズの様子)

「野生のサメと泳ぐのって大丈夫なの?」と心配する方もいるはず。

越智さんによると、①サメに触らない②餌となる魚の切り身には近づかない、③常に周囲を確認して気を緩めない、などといった基本的なルールを遵守すれば、自己責任ですが、ほぼ心配ないとのこと。サメに限らず、魚も、ほかの動物も、野生である以上は100%安全だという保証はありません。それでも、バハマでのシャークツアーをきっかけにサメにはまって毎年リピートする人は多いそう。それだけ魅力のある体験なんですね。
(同)

越智さんのインスタグラムHPにはツアーの様子が投稿されていますので、ぜひそちらもご覧ください。
 

越智さんのタイガーシャーククルーズの内容は下記の通り。旅行代金:545,000円~

■ツアーに含まれるもの
・クルーズ前後のホテル宿泊(2名1室)・クルーズ船(9日間)・ダイビング代・乗船時のアルコール、食事代・ホテル~マリーナ送迎・ガイド・バハマポートフィー代

■含まれないもの
・航空券代・ウエストパームビーチまでの交通費・空港からホテルまでの送迎・下船時の夕食代

※ケージは使用しません
※現地費用は、為替の変動によって多少変更があります

【詳細はこちらから→https://takaji-ochi.com/specialtrip/trip06


「バハマは自分のライフスタイルの原点になった場所。海以外にも、おいしいコンク貝やカラフルな建物が並ぶ街、カリクビールなど、文化の魅力も多い。一生に一度は訪れてほしい」と語る越智さん。

バハマと海を熟知した越智さんのディープなツアーを、一度は体験してみたいですね。

 

 

【越智隆治 Takaji Ochi】  

慶応大学文学部人間関係学科卒業。産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。 以降、パラオやミクロネシア、タイ、インドネシア、フィリピン、沖縄、八重山諸島など南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。 与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門などの撮影経験もある。ダイビング経験本数8500本以上。  新聞社在籍当時から、バハマや御蔵島での野生のイルカとのドルフィンスイミング、伊豆半島・富戸漁港でのイルカ追い込み料取材などを通じて、イルカと人の関係に興味を持ち、以後、御蔵島、ハワイ、フロリダ、パラオ、バハマ、オーストラリア、マーシャル諸島、チュークなど、国内外の多くの海でイルカの撮影を行なっている。  以後、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティ、パースのオーストラリアシーライオン、バハマのタイガーシャーク、300匹以上群れるというメキシコのジンベエザメ、同じくメキシコのバショウカジキ、南オーストラリアのホホジロザメ、スリランカのシロナガスクジラ、マッコウクジラ、メキシコのマカジキなどの大型海洋ほ乳類や魚類の撮影をテーマにしている。

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